はじめに…このブログは、群発頭痛という「孤独な痛み」と闘う私が、自身の経験を記録することで、同じ悩みを持つ方と「一人じゃない」という気持ちを共有するために運営しています。群発頭痛は「自殺頭痛」と呼ばれるほどの激痛を伴いますが、その辛さは周囲に理解されにくいものです。私は医療従事者ではありませんが、長年この症状と向き合ってきた一人の患者として、日々の生活で工夫していることや、心の持ちようを綴ります。32
この記事で分かること
・私が感じている、目の奥をえぐられるような痛みの具体的な感覚
・10代での発症から現在に至るまでの周期の変化
・私の記録から見えた、油断できない「魔の時間帯」
・仕事やプライベートなど、生活全般に与える影響
・暗いトンネルの中にいるような、つらい時期を乗り越えるためのメッセージ
群発頭痛との最初の記憶は10代の頃
私が頭痛を頻繁に感じるようになったのは、まだ学生だった10代の頃でした。
当時は、テスト勉強の疲れや寝不足による「普通の頭痛」だと思い込んでいました。
市販の鎮痛剤を飲めばなんとなく収まっていたため、「自分は少し頭痛持ちなのかな」程度に考えていたのです。
しかし、20代前半を迎える頃、その平穏は一変しました。
それまで経験したことのないような、言葉を失うほどの激痛が襲ってきたのです。
「これはただ事ではない」という直感とともに、私の群発頭痛との本格的な闘いが始まりました。
私が感じている、目の奥をえぐられるような痛みの正体
私の群発頭痛の痛みは、常に決まった場所を標的にします。
それは、右、あるいは左の「目の奥」と「こめかみ」周辺です。
その痛みは、例えるなら「キリでこめかみを深く突き刺されるような鋭さ」を持っています。
発作が起きると、じっとしていることは到底できません。
部屋の中をのたうち回ったり、壁に頭を叩き付けたりせずにはいられないほどの苦しみです。
この強烈な痛みは、経験した者にしか分からない孤独な戦いだと痛感しています。
群発期は1〜2ヶ月続き、毎年繰り返します
私の場合、この地獄のような痛みが毎日続く「群発期」は、一度始まると1〜2ヶ月ほど継続します。
この期間は、私にとって一年の中で最も過酷な時期です。
年に1〜2度のペースで必ず訪れるこの周期を、私は不安と嫌な気持ちで迎えていました。
それまでどれほど健康的に、楽しく生活していても、群発期に入った瞬間に日常の色は失われます。
「明日もまたあの痛みが来るのか」という恐怖は、精神的にも大きな負担となります。
私の記録から見えた、魔の時間帯(就寝後と起床後)
長年の記録をつけていく中で、私の発作には明確な「パターン」があることが分かりました。
特に私の場合、注意が必要なのは、以下の2つの時間帯です。
- 就寝してから約2時間以内:深い眠りに入った頃、突然の激痛で飛び起きます。睡眠を奪われることは、体力だけでなく気力も削ぎ取ります。
- 起床してから約3時間以内:活動を始めた午前中に、重苦しい予兆とともに発作がやってきます。
このように毎日決まった時間にアラームが鳴るかのように発作が起きるため、その時間が近づくだけで動悸がし、強い不安に襲われることも少なくありません。
群発頭痛が生活に与える影響
群発頭痛は、単なる「頭の痛み」に留まりません。生活のすべてを支配しようとします。
最もつらいのは、「いつ、どこで発作が起きるか予測できない」という不安から、行動範囲が極端に狭まったり、出掛けるのを躊躇してしまうことです。
友人との約束、楽しみにしていた旅行、大切な仕事の打ち合わせ。これらすべてが「もし発作が来たら」という理由で二の足を踏んでしまいます。外出先で逃げ場のない痛みに襲われる恐怖を考えると、どうしても引きこもりがちになり、社会から取り残されたような疎外感を感じることもありました。
病院で群発頭痛と診断されました
私は最終的に専門の医療機関(頭痛外来)を受診し、「群発頭痛」との正式な診断を受けました。 それまでは自分の痛みの正体が分からず、ただ恐怖していましたが、診断名がついたことで「自分のせいではない、病気なんだ」と少しだけ心が軽くなったのを覚えています。
群発頭痛は非常に特殊な症状であり、適切な診断と処置が必要です。もし、この記事を読んでいる方で、似たような激痛に一人で耐えている方がいたら、どうか迷わず専門医を頼ってください。
「出口のない痛みはない」と自分に言い聞かせてきたこと
群発頭痛の真っ只中にいるときは、この痛みが一生続くのではないかという絶望感に襲われます。
しかし、これまでの経験から私が学んだ唯一の事実は、「必ず、発作が止まる日は来る」ということです。
どんなに長い群発期でも、いつかは必ず霧が晴れるように痛みが去り、平穏な日常が戻ってきます。
今、群発期の方(読者の皆さん)へ。どうか自分を責めず、無理をせず、自分の体を一番に労わってあげてください。一人で抱え込まず、一緒にこの時期を乗り越えていきましょう。
免責事項
※本記事は、個人の体験をもとにした内容であり、医学的な診断や治療を目的とするものではありません。症状や治療については、必ず医師や専門の医療機関にご相談ください。 ※本記事は筆者個人の体験をもとにした内容ですが、一般的な情報については以下の公式情報も参考にしています。
参考情報(詳しく知りたい方へ)
群発頭痛についての一般的な医学的情報は、以下の公的機関の解説も参考になります。
